eF-1Gとは?対策本が存在しない適性検査にどう挑むか
楽天や博報堂などが採用するeF-1Gは、市販の対策本が存在しない適性検査だ。性格・能力検査の中身と、Webテスティング形式ならではの対策の考え方を整理する。

まとめ:eF-1Gは楽天・博報堂・カルビーなどが使う適性検査で、市販の対策本が存在しない。SPI・玉手箱のように型を覚えて対策するタイプの試験ではなく、瞬発的な発想力を問う出題が中心だ。現状は監視カメラなしの自宅受検(Webテスティング形式)だが、AIによるログ解析を取り入れる企業も出てきている。
「あと2週間後にeF-1Gの適性検査を受けるのですが、カメラで監視されるのか分からず不安です」——Yahoo!知恵袋にはこの手の質問が投稿されている。SPIや玉手箱であれば対策本も情報も溢れているが、eF-1Gについて検索すると、そもそも「何を対策すればいいのか」という一歩手前で立ち止まってしまう就活生が多い。
理由は単純で、eF-1Gには市販の対策本が存在しない。 この記事では、eF-1Gがどんな試験で、なぜ対策しにくいと言われるのか、そして自宅受検という形式そのものにどう向き合うかを整理する。
eF-1Gとは何か
eF-1Gは、株式会社イー・ファルコン(e-Falcon)が提供する適性検査で、性格検査と能力検査の2部構成になっている。
| 性格検査 | 能力検査 | |
|---|---|---|
| 出題数 | 251問(80項目) | 114問(19ブロック) |
| 所要時間 | 30〜40分 | 30分 |
| 形式 | 性格傾向を問う質問群 | 選択式・記述式が混在 |
楽天、博報堂、カルビーといった大手企業が採用選考で使っていることが知られており、業界を問わず幅広く採用されている点はSPIに近い。ただし出題の中身は大きく違う。

なぜ「対策のしようがない」と言われるのか
SPIや玉手箱は、言語・非言語のオーソドックスな問題や、同一形式の問題を高速でこなす構成が中心で、過去問のパターンを覚えることである程度の対策が効く。
eF-1Gはそこが根本的に違う。瞬発的な発想力や柔軟な思考力を問う、他のWebテストではあまり見ない独特な出題が多いとされ、学生の間では「悪名の高さNo.1のWEBテスト」「初見殺し」と呼ばれることもある。そして2024年4月時点で、市販の参考書・対策本は販売されていない。
この「型を覚える対策が効きにくい」という性質と、「そもそも情報が少ない」という2つの要因が重なって、多くの就活生が対策を後回しにしがちな試験になっている。複数の就活情報サイトが独自に例題や模試を公開しているので、皆無ではないが、SPI・玉手箱ほど情報が整理されていないのが実情だ。
受け方の実態:カメラ監視なし、だが油断はできない
eF-1Gは会場に出向くテストセンター方式ではなく、自宅などのパソコン・タブレット・スマートフォンから、指定された受検期間内の都合の良いタイミングで受ける「Webテスティング形式」だ。
現状の情報では、eF-1Gに監視カメラは組み込まれていないとされる。C-GAB plusのようなWebカメラ監視型のテストと違い、受検中の姿や視線を見られる心配はない。
とはいえ、自宅受検だからといって何でも許されるわけではない。替え玉受検や解答集の使用といった不正はもちろん禁止されており、近年はAIによるログ解析で解答速度の急激な変化や不自然な操作パターンを検知する仕組みを取り入れる企業も出てきている。「カメラがないから安全」ではなく、「見られ方が違うだけ」と考えておいた方が実態に近い。
AceRound AI OA Copilotで何ができて、何ができないか
正直に言うと、eF-1Gのような「型のない」出題に対して、AIツールが常に正しい発想を即座に出せるという保証はない。市販の対策本すら存在しない試験である以上、これは誰にとっても同じ制約だ。
その上で、AceRound AIのOA Copilotが直接噛み合う部分もある。251問・80項目に及ぶ性格検査のような心理測定バッテリーでは、最初のキャプチャで一貫した回答プロファイルを組み立て、同じ特性を別の角度から2度問われても矛盾しないよう保持する仕組みが用意されている。これは、80項目という多さゆえに人が手作業で一貫性を保つのが難しい部分を補う使い方になる。
能力検査については、114問を30分(1問あたり15〜16秒程度)で解く時間配分の厳しさが最大の壁だ。画面上の問題をキャプチャしてオーバーレイに解答をストリーミング表示する「クイックモード」は、選択式・記述式が混在する構成でも、考える時間を圧縮する補助として機能する。ただし、eF-1G特有の発想型の問題については、過去の出題傾向を学習しきれていない可能性がある点は正直に押さえておくべきだ。
使う前に知っておくべき制約
- カメラ監視がないことと、行動ログが取られないことは別の話。 AIによるログ解析を導入する企業が増えている以上、常に何らかの記録が残っている前提で臨むべきだ。
- 発想型の問題は、汎用的なパターン学習が効きにくい。 SPI・玉手箱のような定型問題ほどの精度は期待しない方がいい。
- 貼り付けよりタイピングを優先する。 記述式が混在する能力検査では特に、自分の手で入力する習慣をつけておいた方が安全だ。
- 市販の対策本がない以上、事前の情報収集そのものが差になる。 就活情報サイトの例題を一通り見ておくだけでも、初見の衝撃はかなり和らぐ。
まとめ
eF-1Gは市販の対策本が存在せず、SPI・玉手箱のような型で覚える対策が効きにくい試験だ。現状は監視カメラなしの自宅受検だが、AIによるログ解析を取り入れる企業が出てきている以上、「見られていない」と楽観するのではなく、性格検査の一貫性と能力検査の時間配分という、対策できる部分から着実に固めておきたい。
SPI・玉手箱・TG-WEBとの違いは「SPI・玉手箱のWebテスト、AIツールは使えるのか」、Webカメラ監視型の対策は「C-GAB plusとWeb-GAB・CABは何が違う?」でも整理しているので、あわせて確認しておきたい。
参考リソース:
Author · Alex Chen. Career consultant and former tech recruiter. Spent 5 years on the hiring side before switching to help candidates instead. Writes about real interview dynamics, not textbook advice.
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